【第3講座】【連載コラム】新規事業に失敗しないために ① 【新規事業は失敗する】
2013年06月07日 (金)
-新規事業は失敗する-
企業が新規事業を立ち上げる理由としていくつか考えられるが、下記の様なケースが殆んどだろう。
① 現状のビジネスの将来性に対して不安がある
② キャッシュが余っているため、将来に対しての投資として新たなビジネスを始める
③ 現業のマーケットが飽和しているので、次の成長への打ち手として始める。
④ 財務状況等の様々な理由から業容拡大の必要性があり、新規事業に進出せざるを得ない状況である。
いずれにせよ、すべて将来を見据えるという理由であり、企業活動において非常にポジティブなチャレンジであるといって良い。
しかし極めて残念なことに、新規事業に着手し成功する可能性というのは実に低いと言わざるをえないのが現実だろう。あくまでも推定にすぎないが、新規事業の失敗の確率は95%位なのではないだろうか?理由は様々考えられるが、新規事業が立ち上がり順調に収益を上げ、本業の収益にプラスの寄与をするステージまで持っていける可能性は極めて低いと言わざるをえないだろう。
本コラムにおいては、これから「新規事業に失敗しないために」と題して数回に分け、新規事業の失敗の理由、新事業の立ち上げに関して考えるべきことや注意点などについて書き記していきたいと考えている。
新規事業に失敗しないために②はこちら