コンサルティングポリシー
代表取締役 ビジネスコンサルタント 小倉 正嗣
静岡大学を卒業後、株式会社サンゲツを経て、デルコンピュータ株式会社(現デル・テクノロジーズ株式会社)に入社。トップセールスとして数々の賞を受賞した後、営業マネ-ジャーとしてダイレクトモデル経営に深く傾倒。
その後、アスクル株式会社に購買アウトソーシングの新規事業のプロジェクトリーダーとして参画し、複数の新規事業を立ち上げる。その実績は新聞・雑誌に多く取り上げられた。2008年当時、クラウドシステムを利用したDX(デジタルトランスフォーメーション)を先取りする。
ジャスダック上場企業の経営幹部として事業再建に携わった後、2013年に経営コンサルティング会社である株式会社リアルコネクトを創業。
企業の法人営業改革と新規事業開発を中心に、泥臭く数字に徹底的にこだわる現場主義のコンサルティングを行っている。企業の「営業」と「購買」の双方を経験した稀有な経歴を持つコンサルタントであり、『現場』と『論理』の双方の立場で徹底的に現場指導を行う。デジタル化への知見も数多く持ち、B2Bマーケティングや新規事業の分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)についても数多く支援している。
また、みずほリサーチ&テクノロジーズ・SMBCコンサルティング・三菱UFJリサーチ&コンサルティング・日経テレコンスクール・マーケティング研究協会などの公開セミナーに数多く登壇し、大手中堅企業の企業研修講師も積極的に行っている。現在のメイン業務は、新規事業開発の実践を通じた研修とコンサルティングのハイブリッド・サービス。
保有資格
日本酒利酒師 SSI認定 認定番号027181
経営管理修士(MBA)
ディープラーニングG検定
ITコーディネータ
知的財産管理技能士
ファイナンシャルプランニング技能士
所属
みずほリサーチ&テクノロジーズ 公開セミナー講師
SMBCコンサルティング 公開セミナー講師
三菱UFJリサーチ&コンサルティング 公開セミナー講師
マーケティング研究協会 公開セミナー講師
元早稲田大学エクステンションセンター講師(卒業)
ビジネスマンとしての豊富な経験と経営理論の融合が強み
1 2つの側面でのトップ営業
私のベースとなる経験は法人営業と営業マネジメントです。基本的には数千万~数億レベルの大型案件や発注元である重要顧客を任せて頂ける営業パーソンとして活躍したこと、30歳前後の早い時期からから10名を超える部下を得て、営業マネジメントを行ってきたことが自らのビジネスのスキルの母体となっています。とにかく、お客様にかわいがって頂くことにかけて誰にも負けないつもりで、本当によく働きました。まだ、20世紀だった時代、朝は7時から夜は午前様までの労働。現代では考えられない世界観ですよね。でも、起業するともっと労働時間が長くなることを知るのはそれから15年後になるのですが。。。(笑)
ただ、この時すでに中小企業診断士の一次試験に合格していたこともあり、しっかりと企業の情報を調べてから仮説を立て、最適な提案をするという癖付けはすでにされていました。現在の営業研修のコンテンツの多くはこの時代に培われたものですね。
その後、新規事業開発の顧客対応責任者を担当する中で、多くの大企業幹部にプレゼンをさせてもらう立場になりました。現在の講義力の基本となるプレゼンテーション能力はこのころに熟成されたと考えています。全体の足腰は、営業という仕事につけてもらった感じです。
2 新規事業開発の経験
キャリアも中盤に差し掛かった頃に購買アウトソーシングビジネスの新規事業立ち上げメンバーとして転職をしたことで大きくビジネスフィールドが変わることに。私が携わった購買アウトソーシングとは、大手企業の購買部門の購買にまつわる作業・購買システム・購買のレポーティングをすべて受託し、且つ購買部門のコスト削減コンサルティングを承るという少々複雑なサービスでした。 ファーストカスタマーの顧客対応の責任者という立場でしたので、お客様購買部門の中に入りニーズや悩み事への対応を実現しつつ、サービスの開発・システムのデプロイをメンバーに指示し、改善を重ねて顧客満足度を上げ、サービスの継続利用を促すことをミッションとして活動することになります。そのファーストカスタマーが某有名ビール会社でしたので、本当によく飲みましたね。笑 もちろん内部的な事業計画やマーケティングプラン作成などにも深く関わる立場にいました。日経新聞を始めとした各種メディアにも掲載された大きな仕事を手がけたことが、現在の新規事業開発コンサルタントとしての大きな礎になっております。2020年現在も、立ち上げたSOLOELというブランドは現役でアスクルの社内で存在しています。SOLOELという名前が生まれた瞬間に、その場にいた数少ないメンバーの一人です。
3 企業の調達購買を経験
購買部門の作業やシステム、購買部門の意思決定プロセスなどに深く関与し、サプライヤーの営業担当との交渉などを行うと、従来と全く逆の立場で営業・マーケティングという仕事を見つめることができます。また、有難いことに顧客対応の責任者として、様々な大手企業の購買ポジションの役員・部長と対話させていただくことができたのも極めて貴重な体験だったと言えます。 「なるほど~、購買部門はこんなことに悩んでいて、こうやって物事を考えていくんだ。」「こういう営業のアプローチには購買担当はこのように捉えるのか。」「購買部門の役員・部長はこういうスキームでコストセービングを考えているのか」と目からうろこの落ちる日々を送りました。もちろん、サプライチェーンの仕組みを知ることは、新規事業開発の現場でも大いに必要です。事業計画を作る中で、攻めることばかりではなく兵站まで考えられるようになったのもこの経験からです。
4 クールな学問のバックボーンとビジネスの熱い経験
マーケティングとは顧客を学び、顧客にフィットさせた商品やサービスを作り流通させることが基本概念ですから、顧客側である企業購買について深く知ることのできた経験は、マーケティング・営業のコンサルティングを行う上で特殊且つ類を見ない経験であると考えています。 トップ営業の経験者、ビジネスマーケティングの経験者でMBAホルダー・中小企業診断士は多くはなくとも存在はすると思います。しかし、その中で企業購買に携わっていた人物はそうはいらっしゃらないのではないでしょうか? 現在でも当時の購買コンサルティング仲間と交流し、最新の購買部門の悩み事、購買部門のニーズについて日々アップデートしています。 私の提供する法人営業・BtoBマーケティングの研修・コンサルティングは、顧客となる企業購買部門のビジネス合理化を真剣に考える立場にいた、マーケティング・営業分野のビジネスマンのものです。中々得難いコンテンツを構築していると自負しております。
起業に至るまでの紆余曲折とか「山あり谷あり」
営業1年目より、新人営業マン売上目標達成率1位を達成。後に理論で営業・マーケティングを学んでいく前段階の「営業とはなんぞや」を学ぶ為の、最初の登竜門としては最高の環境だったと言えます。
ただ、ときは2000年。ITバブル華やかなりし頃、時代の大きなうねりの先端にいるべくIT業界への転進を考えて転職することに。この頃に中小企業診断士という資格の1次試験に合格し、経営コンサルタントを志すも、現場を知らないコンサルタントは無意味であると考えて、あえて事業会社で戦うことを選択する。
インテリアからの大きな方向転換であったため大変な努力を要しましたが、一から勉強して最終的にはマネージャーまで経験させて頂きました。中小企業向け、中堅大手企業向けの営業・マーケティング・マネジメントを経験。商品はパソコン・サーバー・ソリューション。
それまでの、泥臭い営業世界から一転して、ロジカルな数字に基づくマネジメントを体験。実に厳しい世界でしたが、今の考え方の基礎となる営業マネジメントロジックとダイレクトマーケティングメソッドを得ることができた素晴らしい経験でした。素晴らしいには素晴らしかったのですが、当時のDELLは本当にキツかったですよ・・・。
現場として数々のトップセールス賞を頂いた後に、インサイドセールスという、当時日本には他に類を見ない営業スタイルの部門マネージャーとして10名を超える部下を携えて、日々マーケットに向き合えたのも、現在のコンサルティングスキルに繋がっています。当時のDELLのインサイドセールス部隊のメンバーが、その後の日本での数多の企業のインサイドセールス部隊を立ち上げています。
時は2000年~2005年。倍々ゲームで売上げが伸びた、DELLが最もエキサイティングだった時期に在籍できたのもラッキーでした。
新規事業『購買アウトソーシング(BPO)プロジェクト=ブランド名「SOLOEL」』の立ち上げメンバーでプロジェクトリーダー。同時に、大手企業向け営業担当・プロジェクトマネージャー・コスト削減のコンサルタントも経験させて頂きました。これまでの営業キャリアでは、どちらかと言うと既に決まった型の中での「実行」を主眼に置いていたのですが、アスクルではビジネスモデルの策定からマーケティング・営業の実行までをスクラッチで考えること多く、実に熱い時間をすごさせて頂きました。コンサルティングファームやコンサル出身の上司同僚と議論を戦わせ、モデル化から実行までをドライブしていくことでずいぶんと実力がついたように感じています。
アサヒビールやソニー等の超大手企業のお客様を巻き込んで立ち上げた新規事業の立ち上げであったため、顧客対応責任者として素晴らしい方々との密な関係を構築できたのも大きな収穫でした。この新規事業は、日経新聞や日経情報ストラテジーなどのメディアにも多数取り上げて頂きました。
また、購買部の代行業務の責任者や購買コンサルティングを行うことで、初めて営業をされる立場を経験。従来と逆の立場で様々な企業の営業マンを見ることで、客観的に営業という職務を科学することができる様になったのも現在につながる素晴らしい経験となりました。
そんな中、ジャスダック市場に上場しているものの5期連続赤字で経営再建中の企業の社長より請われ、企業再建を経験するべく転身。同様の壊れた組織を立て直すチャレンジ好きなメンバーとともにサムライ入社組と名付けられていました。社長付 BPR推進役 ゼネラルマネージャーという経営幹部ポストで70名を越える営業マンの教育指導や営業の仕組みづくり、アライアンスの仕組みの立ち上げを担当。結果として企業の経営再建における修羅場に、社長付けという立場で挑んだあまりにも貴重な体験。しかし、仕組みを作り、研修を行い、これからという時点でキャッシュが不足し、DES(デットエクイティスワップ)で救済を得た親会社からの締め付けがきつくなったため、サムライ入社組が解散。社長を含めほとんどのメンバーが離脱せざるを得ない状況になりました。
ビジネスコンサルタントとして、この一年強の経験がある意味では最も役に立つのではないかと考えています。結構マジできつかったですね。メンタルが。
既にビジネスの場で現場から経営幹部までを経験していたので、今度は論理的な側面から経営・ビジネスを学ぶことで、私の理想とする『実戦と論理の融合したビジネスコンサルタント』に一歩近づく事ができたと考えています。大学院生をしながら、個人事務所「小倉マネジメントオフィス」を開設し、講演・セミナー講師の受注を開始しました。