【日々雑感】プレゼンテーションの鍛錬の場


2017年07月04日 (火)

 

実は僕、神奈川県中小企業診断協会で、とある公式研究会のボスをやらせて頂いています。

 

その名も「かながわコンテンツ創造研究所(通称:かなコン)」

 

これは、中小企業診断士が高付加価値であり続けるためには、自らのオリジナルコンテンツを作らなければならないとする、僕自身の主張の一つの解として運営しています。

 

現在アクティブ会員数は30名程度で、独立コンサルと企業内診断士がおおよそ半々の組織です。おそらくアクティブ会員数は神奈川県診断協会随一ではないでしょうか?

 

メンバーは、あちこちの世界で第一線級の方々がほとんどです。

 

毎月第4日曜日に横浜駅周辺に、一堂に会して自らが作成してきたオリジナルコンテンツの講演を行い、全員の批評(アドバイス)を受けるという仕組みにしています。

 

会の目的は、オリジナルコンテンツを練り上げること、そのコンテンツを語るにふさわしい自己紹介の仕方の習得、そして人前でのデリバリー力(プレゼン力)の鍛錬としています。

 

全員が演者に対して批評をする、ある意味「ダメ出しをする会」です。結構厳しいですよ。私もバシバシコメントします。かなりストイックな鍛錬の場となっています。

 

「え~」とか「あの~」とかが多いと容赦しません。(笑) ま、そんなの当たり前ですね。

 

 

そんなストイックな会にしている理由は、明確にあるのです。

 

中小企業診断士には、セミナーや講演などに呼ばれて話をする場が回ってくることが多くあります。企業内だとしても、会社の中で講師をしたり、教育に携わったりする機会が多くなるでしょう。

 

そこでつまらない話を垂れ流したらどうなるのか?当たり前ですが、先生の立場で呼ばれるわけだから、基本はダメ出しなんてされませんよ。いや、してもらえないのです。

 

例えココロの中ではつまらない話だったなと思われていても、正しくフィードバックされません。すなわち改善の機会なんて、与えられないわけです。

 

単に資格を持っているという理由だけで、鍛錬していない、下手糞な話を垂れ流したという事実のみが残ります。これは、はっきり言って罪悪です。(きっぱり)

 

人様にお金をもらって話すということはそういう事。

 

そんなことを続けていると、何が起こるか。

 

二度と呼ばれません。それだけです。一度目は資格保持者としての期待値で呼ばれるわけですから、その期待品質を納品できないのであれば、二回目に呼ぶわけありません。

 

もう、あなたの話は聞きたくありません。だって、面白くないもの。(心の声)

 

以上です。

 

ですから、転ばぬ先の杖として、先生と呼ばれるにふさわしい語り部となれる様に、鍛錬を行わなければなりません。いつ呼ばれても、いつ機会があっても良いように。

 

人前で話す為には、「魅了するオリジナリティ有るコンテンツ」「そのコンテンツを話すにふさわしい自己紹介」「確実なプレゼンテーション力」が備わっていないといけない。絶対にいけない。

 

他人様の時間を頂戴するわけですから、その単位時間当たりの人生の価値が確実に上がったと思ってもらえるだけのタレントを目指していかないとダメなのです!

 

当研究会の所員は、全員確実に話すのがうまくなっていますし、コンテンツのストーリーの流れ、パワーポイント資料の見やすさ、立ち居振る舞いのよどみなさなども大きく向上しています。

 

人によっては、自分のオリジナルフレームワークを作成したり、社内講師として引く手あまたになったりと、明確に次のフェーズに進んでいます。

 

やはりプレゼンテーション力は訓練と場数によって確実に上向きますね。コンテンツ力とプレゼン力の双方が備わったら、人生をも変えるパワーがあると信じています。これが僕の運営上の信念です。

 

メンバーがセミナーや講演に登壇する機会がどんどん増えているし、かなコン内でも仕事が流通し始めています。

 

良い鍛錬の場であり素晴らしい仲間との出会いの場になっていますね。さしずめ相互研鑽の道場といったところでしょうか。来年あたりに「かながわコンテンツ道場」にでも名前変えようかしら。

 

あ、この文章を読んで興味を持った方、話しているけど研鑽して無いなぁ~という方。診断士でも診断士以外でも関係ありません。心意気次第で入会可能です。小倉にメールくださいませ。弊社の問い合わせコーナーからでもいいですよ。

 

メンバー一丸となって、徹底的に、生涯使えるコンテンツと、一生使えるデリバリーに磨きをかけていきます。僕も一緒になって頑張りますよ!鍛錬する気概は誰にも負けません。

 

株式会社リアルコネクト 代表取締役/中小企業診断士

神奈川県中小企業診断協会内 かながわコンテンツ創造研究所 所長

小倉 正嗣