【第26講座】「新規事業開発セミナー」を終えての一所感


2014年02月05日 (水) default

去る1月23日みずほ総研様で「新規事業開発」をネタに公開セミナーを行った。

申込者は30名を超える。このところ、低額のセミナーが乱立しているからか、高額公開セミナーは集客に大変苦労している会社が多いが、さすが「みずほ総研」と言ったところか。

超大企業の新規事業開発室の方から、中小企業の社長まで、様々な企業、立場の方が入り混じる形でスタートした。

【新規事業開発というテーマに関心が集まる理由】

これらの状況から、新規事業開発というテーマには、規模の大小、業種業態にかかわらず、関心が強いことがうかがえる。
特に昨今、アベノミクスの影響もあってか、少しばかり景気が上向いていることもあり、新しい取り組みを始めたいというニーズが多いのだろう。

また、ここ5年くらいのトレンドで考えると、事業承継が活気だっている事も理由にあげられるだろう。
団塊の世代の社長が、第二次ベビーブーマーの後継者に事業の実権を引き継ぐケースが増えている。理由は、第二次ベビーブーマーがちょうど「惑わず」の年齢を迎えてていることと無関係ではあるまい。双方とも人口の多い年代である。事例数が多くなるのは当然の流れだろう。

後継経営者が事業を引き継ぐと、多くの場合既存ビジネスのマーケットの陰りが目に付くものである。そこが、新規事業に気持ちを駆り立てる根源なのだと思う。
何れにせよ、新規事業にチャレンジしたいという企業が増えるのは素晴らしいことである。

【セミナーにおける新規事業に対してのアプローチ】

今回のセミナーは、企画マンの方々をメインのターゲットとさせて頂いた。これは大変よかったのではないかと考えている。
私は、企画というより企画をかじりつつの実行畑であり、且つ診断士とMBAで理論をかじっている。すなわち純粋な企画マンではあった試しがない。我ながら、そこが良かったと思っている。
通常、ベテラン企画マンが企画マンに原理原則を伝えるとするならば、上意下達のようなスタイルになってしまう。しかし、私が講師の場合は、社長・企画マンの方々とは少々視点が異なり、まず売れる、売れないという基準で物事を捉える。どうしてもプランニングよりもマーケティングと営業戦略を重視する傾向にある。
どうも、この辺りが企画畑の方々には新鮮で良かったようだ。
売れるか売れないかは、営業マンとして顧客を説得し切れるか否かの肌感覚感覚を根拠にしている。この現場の肌感覚のようなものが、事業の成否に対しても、最もズレがないと思っている。

【新規事業も売れてナンボ】

このところ、デザイン思考をはじめとして、様々なワークショップやセミナーがあちこちで開催されている。
所属企業の枠を越えて、様々なアイデアを出し合ったり、ビジネスモデルを競い合うことは、それ自体実に素晴らしい取り組みだ。
一方で、私は信念として、新規事業だろうが既存事業だろうが、売れて、利益が出てナンボと捉えている。そこにたどり着くためには、力技、寝技での人の説得や政治力の活用も辞さない覚悟がある。
最終的には、学んだことを「知っていること」で終わらせるではなく、小さくても一歩を踏み出して実行することが大事だということ。
新規事業など、できない理由を上げるだけなら高校生でも出来る。
一歩踏み出して、やってみて、できない理由を一つずつ潰して、形にしていく事に、是非チャレンジして頂きたい。

この新規事業開発セミナーは、アンケートの結果が実によかったので、リピートが確定した。
新規事業の責任者やメンバーは是非受講して頂きたい。